僕は映画鑑賞が趣味だ。
しかし、「なぜ映画を見るのか?」という質問に答えられないほど、観る意味を持たずに観ることが最近まであった。
例えば「鑑賞」という言葉を重視して「楽しいから」「リラックスできるから」という理由もあるだろうが、僕は該当しない。
少なくとも「知識の蓄積」でしかなかった。将来役に立つために、本を読むように映画を観ていたのだろう。
しかし、そんな僕にも「観る意味」を持てるようになった。
それは「生涯ベスト映画ランキング」を更新するためだ。
そもそも「生涯ベスト映画ランキング」とは…
僕の造語で、今まで観てきて映画の中で独断と偏見で順位をつけるランキングという至ってシンプルなものだ。
映画評論家の多くは邦画・洋画関係なくランキングつけていることが多いが、僕はそれに違和感を感じる。
なので、「邦画部門」「洋画部門」「アニメ部門」の3部門を自分の中に設けている。
一番早くベスト5まで出来たのは「洋画部門」
圧倒的に名作の数が多い洋画、その分観る本数も多くなる。
次に「アニメ部門」が未完成ながら順調に出来上がっている。最近だと「聲の形」がランクインした。めちゃめちゃ刺さる作品だった…
しかし、「邦画部門」が全然埋まらない。
評価する基準が分からないのか、「最高っ!」と言える作品に中々出会えない。唯一ランクインしていると言えば園子温監督の「地獄でなぜ悪い」だった。
ランクインしている理由も曖昧で数年前に観た自分が映画感想のメモの中で大絶賛していたからだ。正直内容も思い出せるが、そこまで興奮するものでもない。いつか見返したいのだが、とりあえずランクインしていた。
唯一ランクインしているのが「園子温監督作品」…じゃあ、観れるだけ観るか!
そう思い、Netflixとプライムビデオを駆使して見れる園子温作品を観るだけ観た。そして、出会ったのが「愛のむきだし」だ。
約4時間の長尺映画だが、取り上げているテーマや奮闘劇で飽きることなく観れる作品で観終わった僕は、暗い部屋の中でひとりスタンディングオベーションをして「最っ高!!」と叫んだほどだ。
その映画感想は僕のインスタグラムで「まとめシネマ」として投稿しているので、気になる方は読んでほしい。
当然、「愛のむきだし」は生涯ベスト映画ランキング・邦画部門にランクインした。むしろ、「地獄でなぜ悪い」が圏外になるほどだ。
そんな「愛のむき出し」の主題歌がゆらゆら帝国の「空洞です」だ。
劇中ではエンドロールだけではなく、何度も流れるまさに映画の顔ともいえる楽曲だ。
「宗教」や「アダルトな表現」などかなりハードな演出のため、クラシックでさえ映画の世界観に飲まれてしまうほどだが、本作の中にポツンとこの楽曲が流れるほど、ちゃんと一休みのような違う世界に連れてってくれる独特の爽快感を感じる。
なぜこの楽曲が好きなのか。
色々考えてみるが、「映画が最高だから。」これで完結してしまう。
映画の中でこの楽曲がどれほど活躍するのか。
どれほどの相乗効果を生んでいるのか。
とにかく「愛のむきだし」を観てくれ!としか言えないが、観るきっかけをこの記事を読んで思ってもらえるだけで僕は記事を書いた価値があると思える。
頼む、「愛のむきだし」を観てくれ!

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この「愛のむきだし」は「最長版 THE TV-SHOW」として未公開のカットを加えた総時間6時間のドラマ版がある。
僕はこれからこのドラマ版を観る予定だ。気持ちが冷めないうちに…
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【今日のひとこと】
今週は映画より「オリジナル・ドラマ」を観てました。
まだまだNetflixには観れていない名作があるみたいです…先は長い。