鷲尾翼のブログ

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【エッセイ】#32『ナルドマクド/パルプ・フィクション』

  ベーコンレタスバーガーを一言で表すと、食べやすいビッグマックだ。

  僕はビックマックを食べるのが下手くそで、よく中の野菜をボロボロこぼしながら食べて、毎度自分の汚さにうんざりする。けど、ビックマックの味が欲しいとき、メニューの中で1番味が近いのが、ベーコンレタスバーガーだ。

  確かにボリューム感はビックマックに比べたら負けてしまうが、品はベーコンレタスバーガ–に勝る。ビックマックのソースと野菜をギュッとしたのが、ベーコンレタスバーガーだ。後、通なバーガーを食べている優越感で上機嫌になれるのも、魅力だ。

 

  人生の変化は意外な場所で気づくことが多い。

  最近聴く音楽のジャンルが流行りのJ–POPからFUCK多めのHIP–HOPに変わったり、好きな食べ物が和食からクセ強めのパクチー料理に変わったり、思い切って職を手放し、新しい道を目指す時もきっかけは意外なタイミングが多い。

  中でも知らず知らずのうちに変化を感じる瞬間は、マクドナルドで頼むメニューだ。

 

  マクドナルドの美味しさは店内かテイクアウトでだいぶ変わる。

  店内は出来立ての美味しさを楽しめるが、マクドナルドはずっと混んでいるので、人混みの中で食べるのはやっぱりツラい。一方テイクアウトは、出来立てではないが、住み慣れている家で紙袋から取り出して食べるマクドナルドは別の美味しさが待っている。

  特にこだわりはないが、個人的にポテトでだいぶ左右されると思う。きっと無意識にあのサウンドが鳴り響くかどうかで、優柔不断になる。

 

  現在、僕が頼むメニューはダブルチーズバーガーにポテトのL、スプライトの3点セットが定番になっている。どんなに期間限定のメニューをゴリ押しされても、どんなに気分が向かいの富士そばに誘われそうでも、どんなにマクドナルドが体に悪いという英才教育が体に刷り込まれても、僕はスマイルで待ち構えている店員の前でダブルチーズバーガーとポテトL、スプライトを頼むだろう。

 

  しかし、最近変化を少しずつ感じている。

  ある日、ダブルチーズバーガーがベーコンレタスバーガーになっている日が3回に1回のペースであることに気づいてしまった。いつからベーコンレタスバーガーを知って、いつベーコンレタスバージンを迎えているのかも思い出せないが、ベーコンレタスバーガーの魅力や美味しさは充分語れる。

 

  僕のマクドナルドの歴史は、フィッシュフィレオからビックマックダブルチーズバーガー、そして現在進行形でベーコンレタスバーガーになるだろう。次にマクドナルドに訪れる際は黒いスーツに黒いネクタイを着こなして、スプライトで喉を潤すだろう。

 

  もし、この魅力に文句がある人はMother Fuckerだ。

 

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【本日の映画】

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ジョン・トラボルタサミュエル・L・ジャクソン、ユア・サーマン、ブルース・ウィリス、マリア・デ・メディアス、ヴィング・レイムスなど
制作:1994

「レザボアドッグス」のクエンティン・タランティーノによる異色のバイオレンス・アクション。その年のアカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した。カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞。その他にも多くの賞を獲得した。

 

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