鷲尾翼のブログ

鷲尾翼のブログ

音楽の話や連載エッセイ、ラジオの放送後記を随時アップ!

【エヴァ考察】「破」で振り返る葛城ミサトの妊娠経歴

 西暦2021年3月8日。

 2度の延期を乗り越えて『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(以後、シン・エヴァ)が公開されました。

 

※ここから先は「シン・エヴァ」のネタバレ込みで感想・考察をしていくのでご了承を。

 

 

「シン・エヴァ」の感想

 2回観たのですが、最高です!

 前半の第3村の微笑ましい日常から、NERVvsWILLEの大決戦、各キャラクターがそれぞれ大活躍していて心の底から「ありがとう」と言いたくなる終劇でした。

 個人的にエヴァのスタートがテレビで放送されてた旧劇からだったので、後半の展開はずっと激アツ展開で興奮しっぱなしでした!

 

新事実から生まれた考察

 「シン・エヴァ」の中で印象的だった新事実が、葛城ミサトと加地リョウジとの間に子供が生まれていたこと。

 

 ここでひとつの疑問が生まれた。

 「ニアサードインパクトがいつ起こったのか」

 

 ストーリーを振り返ると、初めてエヴァンゲリオン初号機が対戦した第4使徒が登場するのが「セカンドインパクトから15年後」

 新劇場版では主に具体的な時期が説明されていない。

 また、エヴァンゲリオンの世界観は四季が存在せず、常夏状態という設定なので外観から時期を把握するのは困難。

 

  通常、妊婦が出産にかかるまでの時期が「10か月」と言われているので、「あの時葛城ミサトが妊娠何か月だったのか」「加地リョウジ(子供)は何月生まれなのか」も同時に判明するかもしれない。


 ※今回の考察は主に「新劇場版」の時系列を参考にしていきます。

「破」を振り返る

 ということで「ニアサードインパクトが発生した」「加地リョウジが初登場」した「エヴァンゲリオン新劇場版:破」を気になったシーンをメモしてみました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: Prime Video
 

 

※太字は重要なシーン

1:08 加地リョウジとマリが会話

2:04 加地リョウジが初めて画面に登場

7:47 葛城ミサト登場

12:45 碇シンジと加地リョウジが初対面

 駅のシーン「たった2年離れただけで…」

14:46 加地リョウジと葛城ミサトが初対面

17:07 葛城ミサト、飲酒

17:35 アスカの裸を見たシンジに蹴りを入れたシーンで2015年1月の配列に似たカレンダーを発見

19:59 葛城ミサト、飲酒(2回目)

42:28 葛城ミサトと加地リョウジの2ショットシーン(昼休憩)

48:57 シンジと加地リョウジの畑のシーン

1:01:07 葛城ミサトと加地リョウジの2ショットシーン(居酒屋)

1:08:17 エヴァ3号機が第9の使徒に変貌

1:16:55 葛城ミサトと加地リョウジの2ショットシーン(救急車)

1:25:22 第10の使徒登場

1:40:30 葛城ミサト「行きなさい、シンジ君」

1:43:57 加地リョウジ、最後のシーン

 

 簡単に「破」をまとめましたが、今回の考察で特に重要なシーンが「2015年1月のカレンダー」「畑のシーン」です。

 

2015年1月のカレンダー

 「2015年1月のカレンダー」に関しては、曜日と日数の配列がピッタリで12日(月)が祝日(成人の日)だったので、ほぼ確定。

 ですが、葛城ミサトのズボラな性格やNERVの非常勤務状況からカレンダーをめくっていると思えないのでここでは「年数」を考察の資料に。

 ということで「セカンドインパクトから15年後」の謎がここで判明しました。

 

【「カレンダーのシーン」での考察】

畑のシーン

 加地リョウジはシンジにこう話してました。

 

※一部抜粋

 「何かを作る、何かを育てるってのは、いいぞ」

 「葛城を守ってくれ」

 「俺に出来ない、キミにしか出来ないことだ。頼む」

 

 畑のシーンでは主に「育てる」ということを軸に話してるのが印象的です。

 今回の考察を踏まえるとここで葛城ミサトが妊娠していることを知って覚悟を決めていた」と考えるのが妥当でしょう。ここから子作りをするのは難しいセリフですし。

 

 また育ててる作物が「スイカ」なのも割と重要です。

 スイカは種まきから収穫まで約3〜4か月かかる野菜です。

 「破」のセリフから日本に来るのが2年ぶりということと、元々一面見渡す限りの立派な畑を所持していることから、加地リョウジは農業が趣味で、日本から帰国したタイミングでスイカの種をまいて、シンジと収穫をしたシーンだと推測できます。

    また、映像に映るスイカのサイズが大玉が多いことから「4ヶ月」の月日が流れていると思われます。

 そう考えると「破」の時系列をこう推測できます。

 

【「畑のシーン」での考察】

  •  碇シンジと加地リョウジが初対面した時期は『序』の日時経過も踏まえて『1月下旬』と推測
  •  そこから畑のシーンまで4か月経過しているので『5月下旬』

 

葛城ミサトの妊娠時期

 では、葛城ミサトはニアサードインパクトの時、妊娠何か月だったのか。

 妊娠検査薬で妊娠が発覚するまでは生理にもよるが、簡単に言えば「SEXした日+3週間程」で着床の可能性を知ることが出来ます。


 「破」のシーンで言うと、葛城ミサトと加地リョウジが昼休憩で2ショットのシーンがあります。このころから葛城ミサトが加地リョウジの見る目が変わって、葛城ミサトが頬を赤くしています。

 となると、「昼休憩のシーン」辺りで愛し合い、「畑のシーン」まで少なくとも3週間経過していると考えられます。

 

    しかし「加持リョウジ(子供)はニアサードインパクトの年に生まれた」という条件があるので、遅くても「昼休憩のシーン」は3月中旬でなければいけません。

  「畑のシーン」から「第10の使徒」までの日数、加持リョウジ(子供)がニアサードインパクトの年に生まれたことを踏まえると「妊娠2〜3か月(4週〜11週目)」いわゆる「妊娠初期」というところが妥当でしょう。

 

考察結果

 ということで、今回の考察で次のことが考えられます。

 

  •  ニアサードインパクトの発生時期は「2015年5月下旬」
  •  葛城ミサトは「妊娠2〜3か月(4週〜11週目)」
  •  加地リョウジ(子供)は「12月中旬〜下旬生まれ」

 

    「エヴァンゲリオン」という作品で「冬」は重要な季節です。

    コミックス版の最終巻の表紙は雪が降る中、碇シンジがコートを羽織って歩いている姿が描かれています。

    また、今回の考察で「加持リョウジ(子供)がクリスマス生まれ」の可能性も浮上してきました。これはヤバいですね!

 

 しかし、そう考えると葛城ミサトはつわりで体調が良くない中、第9の使徒による大爆発に巻き込まれ、包帯グルグル巻きで第10の使徒と戦っていたと思うと、少し心配してしまいます。

 

    余談ですが、5か月の間に7体の使徒と戦っていると思うと、単純計算で「半月に一回」のペースでエヴァンゲリオンが発進しています。

 

最後に

 テレビアニメ版で加地リョウジは葛城ミサトにこんな留守電を残しています。

 

ーーーーー

第弐拾壱話「ネルフ、誕生」より

 葛城、俺だ。

 たぶんこの話を聞いてるときは君に多大な迷惑をかけたあとだと思う。

 すまない。

 リッちゃんにも「すまない」と謝っといてくれ。

 

 あと、迷惑ついでに俺の育てていた花がある。

 俺の代わりに水をやってくれると、うれしい。

 場所はシンジ君が知ってる。

 

 葛城、真実は君と共にある。

 迷わず進んでくれ。

 

 もし、もう一度会えることがあったら8年前に言えなかった言葉を言うよ。

 

 じゃあ。

ーーーーー

 

 きっとあの時、加地リョウジは葛城ミサトに「新劇場版」という形でもう一度会い、「8年前に言えなかったこと」を言えた形だと思います。

 そして、我々も「新劇場版エヴァンゲリオン:Q」から8年後に公開された「シン・エヴァ」で8年前に言えなかった「ありがとう」が言えました。

 

 ありがとう、全てのエヴァンゲリオン