鷲尾翼のブログ

【エッセイ】#52『白湯』

 僕がよく白湯を飲んでいる。

 食事の時も、こうやって文筆業をやる時も、映画を観るときも、白湯を飲んでいる。サプリメントを飲むときも、リラックスしたいときも、飲み物で困ったら白湯を飲んでいる。というより、白湯ほど手ごろに飲める飲み物はないので困らない。

 便利かつ利便性が高い飲み物だ。

 

 世間では「白湯=健康的な飲み物」「モデルが飲むもの」というイメージがあるが、愛飲している身としては、少しイライラしてしてしまう。むしろ、その風潮を鵜呑みにしたモデルが「わたし~白湯しか飲まないんです~(笑)」なんかテレビで話すから白湯のイメージが払拭されないのだ。

 しかし、こうやって怒りをぶつけても仕方がない。いつまで経ってもモデルは白湯を無理して飲むんだ。

 

 気を取り直して。

 僕が白湯を飲み始めたきっかけを辿ると、コーヒーがある。

 

 僕のコーヒーデビューは中学生と比較的早い。もちろん、最初はカフェオレにスティックシュガーが1~2本は欲しいぐらいコーヒーの苦みを消す飲み方をしていたが、次第にスティックシュガーを入れなくなり、カフェオレではなくブラックコーヒーになっていった。

 ブラックデビューしたのが、高校生になったばかりだったなのか、修学旅行で沖縄に飛行機で行く際、CAさんに「コーヒー、ブラックで。」と頼んだら隣の女子にカッコつけていると勘違いされた。

 今でもコーヒーはブラックで飲むし、大好きな飲み物だが周りの人とコーヒーの楽しみ方が違う。

 

 一般的にコーヒーを飲む人は「コーヒーの苦みを楽しむため」とか「香りを楽しむため」などコーヒーをちゃんと味わうためにコーヒーを飲むはずだ。

 僕もその時期があったが、よく激辛好きが「もっと辛いの!」と刺激を欲するように

「苦けりゃ何でもいい」みたいな時期もあった。

 

 こうして過激にコーヒーを飲んでいた末に、たどり着いたのが「温かければ何でもいい」になった。

 

 温かければこの苦みはコーヒーでも緑茶でも変わらなくなってしまった。味覚障害と言われても否定はできない。肯定もしないけど。

 そのくらい飲み物に求める者が味ではなく「温度」になっていった。その結果、現在自分の飲みやすい温度で飲める究極の飲みものとして4~5年定着しているのが「白湯」だ。

 

 そう考えると、先ほどまで馬鹿みたいに起こっていた「モデルの白湯問題」だが、案外理にかなっている。カロリーが無いのでどんだけ飲んでも腹が少し膨れるだけだ。けど、無理して飲んでこっそりスタバでチャラにしているモデルは法で裁くべきだ。

 

 最後に、僕の白湯を飲む理由とこだわりを残しておこう。

 今僕は朝起きたときに白湯をマグカップ2杯分飲む習慣が出来ている。なぜそれを習慣にしているのかというと、お通じをよくするために飲んでいる。便を出すためには「腸内環境」と「便自体を水分で柔らかくする」必要がある。これを朝の白湯2杯が解決してくれる。

 では、白湯に対するこだわりはというと、やはり「温度」だ。

 僕が使っている電気ケトルは沸騰した熱々のお湯しか出来ない。なので、白湯と言える温度を自分で水を混ぜながら調整する必要がある。

 具体的な温度は分からないが、水と熱湯を4:6の割合で作ると、ちょうど温かさも感じるうえにごくごく飲める白湯が出来上がる。

 

 今気づいたが、こんなことを語っていたらどっかの雑誌で鼻を高くして話すモデルみたいだ。

 少し寒い午前11時30分。僕は白湯を飲んでリラックスする。

 

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