鷲尾翼のブログ

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一点集中で大胆な「間」/「たりないふたり」Creepy Nuts

 少し前の話だが、「さよなら たりないふたり」を観ただろうか。


 

「さよなら たりないふたり」とは?

 2012年4月~6月、2014年の4月~6月の間日テレの深夜で放送されていたバラエティ番組「たりないふたり

 南海キャンディーズ山里亮太とオードリー若林正恭の2人がトークを交えながら、その日限定の即興漫才を披露する。

 その番組が約5年ぶりにイベントとして復活。その模様年末深夜に放送された。

 

 この「さよなら たりないふたり」で僕はこの番組を知り、過去の放送をTVerなどを駆使して見漁った。そして、「さよなら たりないふたり」を観たとき、改めて2人の凄さを感じる場面が多かったのを覚えている。

 

 この番組の凄みは「アドリブの構成力」だ。 

 番組では即興の漫才をメインに放送していたが、漫才までのあらすじでは若林さんの悪戯でトーク終了のボタンを開始早々に押し、即漫才という「超・即興漫才」を繰り広げた。

 次々と深みのあるボケを繰り広げる若林さん。

 予測不能のボケに引き出しの数で華麗に勝負する山里さん。

 戦友同士のハイレベルの漫才を観た。さすがだ。

 

 さらに漫才を終えて反省会トークで「もう一回やりたい」と再び悪戯、二回目の漫才が始まるのだが、そこで一回目の漫才の伏線を見事に回収する。

 文才の二人が魅せる高度な技術は観ているだけで最高だ。

 

 そんな伝説の番組のファンであるヒップホップユニットCreepy Nutsが制作した楽曲が「たりないふたり」だ。

歌詞が一点集中型なのがGOOD!

 この楽曲の歌詞は「たりないふたり」の二人、山里亮太若林正恭の共通点「人見知り」と「独特の人間観察力」

 この2つのポイントを見事に押さえた個人的に共感がとまらない歌詞だ。

 しかし、この歌詞に共感する人は明るい世間から外れた人たちだ。明るさを求める人は爽やかな女性シンガーや「頑張れ!」一本勝負のグループの歌を聞いていればいい。

 僕たちは劣等感を分かち合うことを「共感」と呼ぶのだ。

 

サビのあの間が好き!

 僕はR&Bやジャズ、ファンクなどの「ブラックミュージック」と言われるような音楽が大好きだ。この音楽の特徴が「間」だ。

 一瞬ピタッと曲が止まり、すぐに始まる手法は楽曲に深みと遊び心を加える最高のアクセントだ。

 この「たりないふたり」のサビも同様に、グッと止まる部分がある。これを聞きたいがために「たりないふたり」を聴くと言っても過言ではない。

 何ならこの楽曲の間は少し誇張しているような特徴的な間だ。

 時に隠し味のように楽しみたい時もあれば、大胆な馬鹿力も味わいたい。

Creepy Nuts 「INDIES COMPLETE」

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 この番組を開始当初に知っていたらどうなっていたんだろうか。

 少なくとも、「救い」になっていたかな。

 

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