僕はYouTube中毒者だ。
Netflixで面白そうなドラマを観たくても、映画を観たくてもふと見ているものはYouTubeだ。
最近はこの問題を解決したい日々を送っているが、こんな動画を見つけてしまった。
チャンネル登録者が約31万人(2020.1.14現在)の人気女性ユーチューバーの「まこ」が視聴者からの質問にコミカルに答えるYouTubeでは定番のジャンル「質問コーナー」の第2回の動画だ。
何となく見ていたのだが、5分28秒辺りから「上海蟹食べたい?」という質問に歌で答えた。
僕はこの動画でこの楽曲を知ったせいか、最初はまこの即興ソングとして受け入れていた。
けど、次第に違和感につながる。
即興にしてはちゃんと「歌」として成り立っているしな…
不思議だな…
試しに「上海蟹食べたい 歌」と検索をかけたら、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」のMVが出てきた。
記憶を辿ると…
先程の違和感はすぐに消えたのと同時に、僕にとっては一度見たことのあるサムネでもあった。
ここからは記憶を辿って話すのだが、確か高校生の頃。
YouTubeの急上昇ランキングでしばらく上位に君臨するほど人気だった。
しかし、当時の僕は試しに開いて「サビぐらい知ればいいかな…」ぐらいの気持ちで再生バーでサビを探したが、挫折したきりだった。(はず。)
それ以来ぶりに聴くのだが、まこの歌唱も含めて大好きな楽曲と何年か越しに気付かされた。
あの曲と比べてみよう!
この楽曲の特徴を大まかに分析すると「コード進行の巡回」と「意味を優先しない歌詞」の2点だと思う。
この特徴が揃う有名な楽曲といえば、椎名林檎の「丸の内サディスティック」だ。
今回のくるりの楽曲と椎名林檎の「丸の内サディスティック」、実はコード進行が有名な「ジゴロ進行」と言われるコード進行で一緒なのだ。
どうりで聴き馴染みがあって一度聴いただけで好きなるわけだ。
それに加えて、歌詞も意味がありそうでない、ないようである独特な位置にどちらの楽曲も存在する。
よくここで「生まれ変わった『丸の内サディスティック』だ!」とか「第二の『丸の内サディスティック』」と表現したくなるが、これはこれだ。
もっと追求すると…
この楽曲のメロディーをよく聞いてみると、童謡「シャボン玉」のメロディーと一致する。
まさに僕の好きな「遊び心のある楽曲」だ。
丸の内サディスティックより以前、幼少期まで遡るほどの聞きなじみさ。この風情あるメロディーに上海の屋台街の情景がここまでリンクするのか。
この事実に気づいたとき、「マジか!やられた!」と思わず言ってしまった。
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なぜあの時、ちゃんと聞かなかったのか。高校生の僕よ。
こんな素晴らしい音楽が目の前にあったんだぞ!
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【今日のひとこと】
僕は琥珀色の街を見たことがありません。
上海蟹も食べたこともありません。