僕は日高屋のタンメンが大好きだ。
しかも、最近になってより好きになってきている。
これを読んでいる人は日高屋で何を頼むのか…
定番の390円の醤油ラーメンなのか。
W餃子定食で付け合わせを唐揚げにするのかキムチにするのか。
野菜炒めを「今日はリッチに!」と100円高い肉野菜炒めにランクアップするのか。
僕は「野菜たっぷりタンメン」一択だ。
なぜここまで日高屋に惹かれているのか。
実は僕が通う日高屋は最寄りの駅チカにあるとても通いやすい場所にあるのだが、その日高屋の向かいにライバルともいえる外国人が経営している中華料理屋があった。
そこの中華料理屋は、メニューでラーメンが630円で提供しているのに、650円の定食にプラス100円するだけで一人前のラーメンが付いてくる今になってもどうやって利益を得ていたのか分からない破格のメニューでやっていた。
例えば1000円を握りしめていたら、一昔の僕はあの中華屋さんに寄って「イラッシャイマセー」というカタコトなあいさつの中、ラーメンをすすっていたのだろう。
しかし、最近、その中華屋さんが潰れた。当然ちゃ当然というほどのサービス精神に溢れた店だった。
しかし、この外食中華ルーティーンが根付いてしまっている今、1000円札を握りしめた僕は日高屋に寄るしかなかったのだ。
今だから言えるのだが、潰れてしまった中華屋さんのファンだ。日高屋との割合で言うと7:3であの中華屋さんに寄ってしまうほどファンだったのだ。
僕は3割の期待の中、日高屋の暖簾をくぐった。
何となく腹持ちの良さそうで頼んでもちょっとだけヘルシー志向にも思えるタンメンを通称「日高屋王国のパスポート」とも言われるモリモリサービス券を出して大盛りにした。
待つこと数分、「お待たせしました!」という店員の声とともにドカッと盛られた野菜の乗ったタンメンが目の前に現れた。
ザクザク切られて芯がゴロッと入っているキャベツがメインの野菜を箸で掴んでまずは一口。シャキシャキ…美味い。
野菜を三口食べた頃に、大盛りの麺をレンゲとともにすくい上げ麺を一口。そして、スープを一口。ズルズル…美味い。
半分食べた時に、卓上の酢とラー油をかけ味変をしてみた。シャキシャキ…ズルズル…美味い。この手の味変は大概失敗に終わるのだが、今回は大成功だ。
一度は大盛りにビビってしまったが、あっという間に完食した。このタンメンの魅力は何なのかと言われると正直難しい。しかし、美味しいのは確かだ。
魅力を上手く伝えられないけど、また食べたくなる。これこそ「中毒」だ。この中毒を止めるにはメルカリで転売されるまでだ。
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