先日公開された細野晴臣のドキュメンタリー映画「NO SMOKING」を観ただろうか。
はっぴいえんど、ソロ活動、YMO…とその時代にはなかった遊び心溢れる音楽を作り続けた男の記録を観れる映画だ。
元々細野晴臣及びYMOが好きだった僕は、この映画を観た帰りに、TSUTAYAではっぴいえんどとYMOのアルバムを借りれるだけ借りて「細野晴臣」というプレイリストを作ってしまうほど影響されてしまった。
YMOの良さを改めて知ったり、細野晴臣が影響を受けた音楽を意識してきたりと公開から1週間経った今でも余韻に浸るばかりだ。
「NO SMOKING」の感想は僕のインスタグラムで『まとめシネマ』という企画で書いたので気になる方はチェックしてほしい。
その中で、改めて細野晴臣の楽曲で聴いて今まで気づかなかったことを発見した楽曲があった。
それが細野晴臣が所属していたバンド「はっぴいえんど」の「風をあつめて」だ。
この曲を知ったのは高校生の頃、はっぴいえんどのアルバムを借りたのではなくこの曲が発売された1970年代のヒット曲を集めたオムニバスアルバムで知った。
当時は「はっぴいえんど」や「細野晴臣」を意識せずに「何か好きだな…この曲」と聴いていただろう。
それからTSUTAYAでこの楽曲が収録されているアルバム「風街ろまん」を借りて改めて聴いたとき、ある発見をした。
それは「オルガンの音」だ。
僕はこの曲を今まで、アコースティックギターとドラムとベースのいわゆるスリーピースバンドと言われる定番の形だと思っていた。
しかし、サビから入ってくるまるで向かい風のような音が聞こえてきた時「何これっ⁉」と思わず驚いてしまった。
この音をとりあえず「オルガン」にしておくが、「キーボード」や「シンセサイザー」と詳細は分からない。
しかし、この手法を今で表すとそのまま風の音を録音したり、よりクリアに「風」をイメージしやすいサンプリング素材を使うはずだ。
しかし、この年代の音楽特有の特徴で「身近な『音』を楽器で表現する遊び心」がある。この「風をあつめて」も風っぽい音を作る他に、楽曲に遊び心を散りばめている。なんて革命的なんだ。
何よりこの楽曲を1971年に生まれていることが一番の衝撃だ。
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この「風街ろまん」というアルバムには発見が多い。
昨日見つけたことは「『颱風』がめちゃくちゃ好き!」ということだ。こんなに遊び心を前面に出した楽曲はあるのだろうか。
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