鷲尾翼のブログ

タイトルの意味を今一度考えてみると…/「傘」King Gnu

 今週、10月11日金曜日にKing Gnuの待望の新曲「傘」が解禁になった。

 

 早速、ダウンロードして何度も聞いているのドハマリ人間なのだが、この曲の何がいいのか。

 せっかくなので、この場を借りて「傘」の良さをまとめてみよう。

 

 雨ソングといえば、失恋などの心に癒やしを求める状況の時に、さらに襲いかかるように「雨」というジメッとしたスパイスのおかげで、楽曲から伝わる悲しさに同情してしまうある種ひとつの音楽ジャンルだ。

 

 中でも「これぞ、雨ソングだっ!」という特徴が、「水っぽさ」と「悲しさ」だと思う。

 個人的に好きな楽曲では、星野源の「雨音」トロールズの「雨」が、「悲しさ」をベースに段々と向上していく感情と、まるで水たまりに水滴が落ちていくような表現が絶妙なので、是非聞いてほしい。


 King Gnuの「傘」の話に戻ろう。

 

 まず、アルフォートのウェブCMの初見の感想・ダウンロードしてフルサイズで聞いたとき、僕は「雨っぽいな…」という雨ソングがどうこうよりも、「カッケぇー!!」が第一に伝わる。

 そして、踊りたくなった。この心弾むようなインスピレーションは個人的に重要だ。弾むようなドラムリズムに、じわっとくるベースライン。

 「さすが、King Gnu!」と言いたくなるような楽曲だ。

 

 では、King Gnuの「傘」のどこに「水っぽさ」と「悲しさ」があるのか。

 

 まず、「水っぽさ」はどこから伝わるのか。

 力強いスネアやバスドラムは「水たまりを革靴で踏んでいるようなイメージ」、テクノサウンドのようなパーカッションは「ズルっと滑る滑稽さ」が伝わる。

 そして、先程の星野源の「雨音」、ペトロールズの「雨」と共通する部分がある。

 それが、「アコギのチャキチャキ音」だ。

 

 もちろん、King Gnuの「傘」にもアコギのチャキチャキが全面に出ているが、なぜ「雨=チャキチャキ」なのか。

 やはり、パラパラと降り続ける雨を表現している、この楽曲では一番の「雨要素」だった。

 他の雨ソングではシェイカーでチャッチャッと鳴らしたり、先程のドラムをより強調しているが、アコギでジャカジャカ弾くことでKing Gnu特有の泥臭さや感情を乗せる力強さが伝わる。

 まるで、クネクネとした路地裏を誰かを探しているような疾走感を感じる。

 

 次に、どこに「悲しさ」があるのか。

 ずばり「歌詞」だ。

 Aメロの「3回目のアラームで・・・」には、日常描写が映されいるが、Bメロ・サビへと流れると、相手に対する思いを赤裸々に打ち明け、サビでは悲痛な運命を迎える。

 全体を通して、悲しさに直結している言葉がある。それが「運命」だ。

 

 Bメロでは「運命」について、信じていないと思っている反面、いざ自分に危機感が迫ると「運命」に頼ってしまう

 サビでは、相手に伝わらない悲痛な出来事を「これも運命なんだ…」と思うが、その諦めも相手には伝わらない事実が記されている。

 

 「運命」に翻弄される主人公に、待ち受ける残酷な「運命」

 俯いた感情を、さらに「雨」という悲しさが襲う

 

 ここまで、「歌詞」について分析していたが、何よりそんなことを考えなくてもいいほど、井口理・常田大希の歌唱力・表現力のおかげで、楽曲を一度聞いただけで「哀愁」が伝わる。素晴らしい…

King Gnu ソングス

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 この楽曲で一番の謎がある。

 それは、2番で出てくる「チョコチョキ」だ…

 

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【今日のひとこと】

台風が迫る中、僕は今から「イエスタデイ」を観に行きます。

もちろん、一人で。