鷲尾翼のブログ

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NUMBER GIRL

 先日、幸運ながらNUMBER GIRL日比谷野外大音楽堂を観に行きました。

 正直、NUMBER GIRLを知ったのはほんの2、3年前。当然周りとの熱量の差も伺える。なので、チケットが当たってから、ベストアルバムじゃ足りない楽曲をAmazonで買って、隙きを見つけてはNUMBER GIRLに浸かって、自分のNUMBER GIRL愛を高めて当日を迎えた。

 

 立ち見参戦者が1000人近いと言われた伝説のライブは、色々考えさせられるものだった。

 2002年に解散して一度は止まってしまった歯車が、このライブでガコンと動き出したようなあの頃のサウンドが蘇った。僕の席がスピーカーにかなり近いのもあって、ドラム・ベース・テレキャスタージャズマスターの音が電撃のように浴び続けた2時間だった。

 そして、何と言ってもNUMBER GIRLの再結成、その姿を待ちわびたファンの愛を感じた。それまでの僕は演者とファンは別と考えてた。しかし、ファンのひとりひとりが「NUMBER GIRLを待っていた!」というメッセージをあの熱い声援で伝わった。

 あのライブはNUMBER GIRLはもちろん、ライブに参加した、立ち見で参加した何千人のファンがひとつになって、演者とファンが補いなってあの爆発力を生み出してると肌身に染みて思った。

 

 僕は過去にNUMBER GIRL、及びZAZEN BOYSの楽曲を記事にしたことが何度かある。

 

 

 しかし、あのライブを体験した以上、これが自分の熱力かと言われたら少し愚問だ。なので、NUMBER GIRLの好きな楽曲をライブの体験談を交えて語る。

 

 まず、「鉄風 鋭くなって」

 

 ライブでは2曲目に流れた楽曲。

 1曲目の「大あたりの季節」の演奏を肌身で感じて観客全体がNUMBER GIRLの音に「キタキタキタ!」と思わせたところにあのベースイントロが流れて鳥肌を通り越して幽体離脱のような体が分裂するようなサウンドは衝撃だった。

 この曲のスゴイところは、フレーズをつなぎ合わせて、猛攻しているところ。

 先程のベースサウンド、ギターフレーズ、ドラムリズム、しゃがれたボーカルがどこかループサウンドのようなフレーズをつなぎ合わせて、サビに向けて一気に攻めているのがすごい!

 フレーズの固めていることで観客はそのフレーズを聴いて「待ってました!」という気持ちにさせてくれる。この猛攻はNUMBER GIRL特有の技法だ。

 

 次に「OMOIDE IN MY HADE」


 

 

 ライブではアンコールを含めて2回演奏された曲。

 「福岡市博多区から参りました、NUMBER GIRLです」

 「ドラムス、アヒト・イナザワ

 この前口上を聴けたのもシンプルに嬉しかった。あまりにも凄すぎて逆に疑ってしまう変な感情を確かな訴えで正してくれる。そして、この曲が流れる。

 この曲のスゴイところは、誰もが経験する数多の青春に共通する場面をピンポイントで訴えかけてくれるところだ。

 これは不思議なことなのだが、この曲を聴くと学生時代の青春のような汗臭いイメージが浮かび上がってくる。それは、ライブでの観客も青春を取り戻したかのように向井秀徳に向けて「OMOIDE IN MY HADE」とコールをする。

 綺麗な青春ソングもいいが、こういう感情が爆発しそうなほど振り回された青春に捧げている歌もいい。むしろ、僕は後者派だ。

 

 「TATOOあり」も忘れちゃいけない。

 

 甲高いギター音から始まるこの楽曲は、NUMBER GIRLの曲というより「田渕ひさ子 with NUMBER GIRL」と言ってもいいほどギターの田渕ひさ子が大活躍する曲だ。

 当然スゴイところも、田渕ひさ子のギターソロになる。

 壊れていく感情をそのままギターサウンドにしたような演奏は、田渕ひさ子自身まるで脊髄が抜かれたかのようにフラフラになりながら弾いている。

 楽曲としても最高なのだが、これは「魅せる」楽曲でもある。

 

 最後に、「透明少女」

 

 「NUMBER GIRLといえばこの曲!」というほど代表的な曲で、星野源ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどNUMBER GIRLを崇拝している様々なミュージシャンがカバーしている楽曲でもある。

 前口上で向井秀徳の口から「例えばあの子は透明少女」そしてあのギターサウンドを聴いたときは感動した。自分はこの曲でNUMBER GIRLを知り、高校生の頃、登下校で聞いていたのでこの曲の間は軽い走馬灯が頭の中に流れていた。

 この曲のスゴイところは、こんなに激しいロックサウンドなのに、曲中に出てくる女性が清々しいところだ。

 この曲を何度も聞いている。しかし、そのたびに楽曲の中に潜む女性は清純な姿で招いてくれる。泥臭くもない、苛立ちから吠えたりもしない。清々しい姿のまま街の中に消えていく。

 やっぱ、これだよ!NUMBER GIRLは!!!

 

OMOIDE IN MY HEAD 1~BEST&B-SIDES~

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 そして、NUMBER GIRLは止まらない。

 12月から全国ツアー「逆噴射バンド」を開催する。

 

 

 これからは、今までの青春を取り戻す者はもちろん、これからの10・20代に青春を与える伝説のバンドになるだろう。

 

 

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