音楽を楽しむ上で、「ジャンル」というものは欠かせない。
好きなジャンルはもちろん、知らずに触れてこなかったジャンル。そして、意図的に避けているジャンル。
僕はこの3つに分類されるジャンルが存在する。最近でも「ダブステップ」というジャンルを映画「デッドプール2」で知った。
今では多くのジャンルを寛大に受け入れている方だが、学生の頃は嫌なジャンルは眼間に皺を寄せるほど毛嫌いしていた。特に「アイドルソング」というジャンルは出来るだけ距離を取り、その距離を保っていたと思う。
当時の僕は80~90年代の邦楽・洋楽を主に聴き、その年代に活躍していて今も活躍しているサザンオールスターズを中心に、発売が新しい曲も80~90年代っぽい曲を仕分けの一因にしていた。
しかし、現代のロリ路線が強く「オタク」と言われるファンのイメージが強い今のアイドルソングは曲自体を聴きたいのに、どうしても見た目で判断していた。
サイリウムを片手に踊るアイドルに掛け声(コール)をする姿は、ファンかファンじゃないかの境目があまりにも広く深く、理解するのにかなり時間がかかった。
自分としては、このブログを始めたすぐの頃にけやき坂46(現:日向坂46)の「誰よりも高く跳べ!」を記事に取り上げた。
この記事を取り上げたことによって、「アイドルソング」というジャンルを他のジャンルと同等に扱えるようになった。
しかし、急激に「アイドルソング」というジャンルをものを好いたわけではない。そのきっかけをくれたのは乃木坂46の「制服のマネキン」だった。
テレビだったか、YouTubeだったのかあまり思い出せないが、不意に聞いた同曲は「アイドルソング」というジャンルを意識せずに聞いたため、純粋な気持ちで聞き「何か…かっこいい…」と思わず思ってしまった。
そこから調べると乃木坂46というアイドルの「アイドルソング」だと知り、曲自体はカッコいいのに、周りに広めるには躊躇がいる、オタク像に自分がなってしまうという葛藤が自分の中で長々続いてった。
僕の中でも新鮮だったのが、打ち込み音楽としての質が高いところ。
全体的に電子音が目立つ中、しっかりとしたバスドラムがあり、シンセサイザーのアクセントが何よりカッコいい!
こういう曲のアクセントの音は下手したらダサい音になってしまう非常にスリルのある構成なのだが、同曲ではイメージに合うスマートなカッコよさを表している特性になっている。
「制服のマネキン」から知った「乃木坂46」の存在は、やがて「乃木坂工事中」という番組のクオリティの高さなどから知識を日に日に蓄える日々だ。
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最近、音楽を聴くために意識していることが「ジャンル」ではなく「特定のミュージシャン」になってしまっているのが、改良の余地あり。
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【今日のひとこと】
最近「書き言葉」が統一できていない。
「です・ます」調にしたいのに、なぜかフラットに書いているな…。