鷲尾翼のブログ

苛立ちの中に求めるアート/「NUM-AMI-DABUTZ」NUMBER GIRL

 最近、イライラすることが多くなってきた。

 理不尽な環境下に置かれると、呼吸も荒くなり、口数も次第に減っていく。昨日もそんな苛立ちに襲われた。

 そんなときこそ、荒々しい曲を聞きたくなるもの。汗ばむ日のご褒美にキンキンに冷えたビールを喉に流すような最高の組み合わせだ。

 

 今回の曲もそうだが、今まで僕の中での荒々しい音楽はそれ以上でもない表現だと思っていた。しかし、これだけで音楽を聞いてると「あれっ、なんか同じじゃね?」と少し距離を置いてしまう瞬間が多々ある。

 

 けど、NUMBER GIRLの復活からか向井秀徳の音楽を聞くことが多くなってきた。そして、向井秀徳の音楽、オルタナティブ」というジャンルは「個性的なアート」なんだと解釈することで何となく理解出来るようになってきた。

 なので、今回はアートという表現にふさわしいNUMBER GIRLの曲を語る。

 

 なぜ僕が「アート」という表現をしているのか。

 それは、「唯一無二の創作表現」がアートと言えるものだと思っているからだ。

 その時、その瞬間じゃないと生み出せない、もう一度同じものを作れと言われても出来ないような唯一無二の瞬間をアートとして言えるのではないのか。

 

 それを踏まえて、この曲はCD音源と同じものは出来ない音楽と改めて思う。

 まず、イントロの破壊力が半端ない。

 ハイハットのチキチッチキチッというリズム、ギターの音から始まり、ベースが入り、ギターリフが入る。そして、ドドドッという物を壊すかのようなパンチ力のある音が襲いかかる。

 この後が、ハチャメチャだ。各々が周り関係なしにグッチャグチャにかき乱す。この瞬間がアートと言えるだろう。

 

 リズム関係なしに淡々と歌う歌い方もアートと言えるだろう。

 楽器の音がメチャクチャでも、決まった歌い方だとどこか期待はずれな思いになる。しかし、この曲はある種のラップのように淡々と語っていく。

 それも、語ることが文学的で理解することも困難だ。しかし、理解してまで楽しむものじゃない。MVといい、あの崩れていくような世界観の中、お経のように歌い続けるこの3分間が壮大なアートなのだ。

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 これを書いたとしてもイライラは消えたりしない。

 解消できる人は羨ましいばかりだ。

 

 

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【今日のひとこと】

ブログの更新が自分の中で自然と18時という決まりがあるが、最近はそれを守れていない。守る必要もないけど、何かね…。