前に偶然聞いた「めざせポケモンマスター」がすごかった話を書いた。
その際にアニソンのアルバムを借りるきっかけでもあった曲を改めて紹介する。なぜこの曲を好きになったのかとかは上記のブログで。
まず、イントロのギターのギュイーンという音、実にこの数秒にやられる。このかわいらしい女の子向けのアニメのOP曲と油断すると必ず騙されるし、必ず「この曲は当たりだ!」と確信する。
騙される点としたら、リズムが乗りやすく好まれやすいものだというところだ。
チキチキチキチキと叩かれるハイハットとドラムがとにかく速い。この速さといい、独特の歌唱力といい、ロックなギターサウンドの絶妙なバランスがこの気持ちよさ、このノリの良さを生んでいると解釈している。
こんなスゴイ曲だが自分の中では唯一の疑問がある。
「アニソンだからこんな歌詞だが、これをもっとちゃんとしたらどうなるんだ?」という問題だ。
頭の中であの歌声を消して、一旦カラオケ状態にしてどんな歌詞が当てはまるのだろうか考えてみたのだが、どうしても当てはまるものがない。
必死に考えてみた結果、かっこいいと思っていたバンドサウンドがそもそもアニソンに特化した音だということが分かってしまった。
その原因はあのチキチキ音だ。あのノリの良さで定評があったあのチキチキはインスト曲では聞いたことはあるが、歌としては聞いたことがほとんどなかったのだろう。
結論、この「おジャ魔女カーニバル‼」はひとつのパーツも動かしてはいけない繊細なものだと改めて分かった。
この曲に限らず音楽は繊細な芸術品と思ってしまう場面が何度かある。
そういう曲に限って、面白い。
【関連記事】
【今日のひとこと】
音楽機材の妄想旅がひとまず終息しそうです。
これを話せる人に早く会いたい。