鷲尾翼のブログ

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キリンジ

 過去にキリンジについて話した時、「自分の中のキリンジブームがまた来ている。」と言った。

 

 そのブームは今も引くことはなく、やる気が起きない時、次に行動を移したい時に「エイリアンズ」のイントロを聞いて背筋を伸ばしてることが多いくらい重症になっている。けど、この症状は幸福のひとつだ。

 

  まず、代表的な曲「エイリアンズ」から。

 あのイントロはずるい。

 エイリアンズという根暗な単語に合わせたささやくような音が夜の風景にぴったり合う。

 そして、歌詞がキリンジ節とも言えるおしゃれな言葉が散らばっている。

 冒頭から「遙か空に旅客機(ボーイング)」「バイパスの澄んだ空気と僕の町」と続き、サビでは「月の裏を夢見て」小説とは違うアダルトな言葉遣いに酔いしれる。

 また、「僕の短所をジョークにしても眉をひそめないで」という歌詞は僕の中でミュージシャンがリスナーと悲しみを共有出来る最高峰の歌詞だと思っている。

 

 
 次は「悪玉」

 タイトルとは真逆ともいえるポップなサウンドから始まるこの曲はプロレスの悪役レスラー(ヒール)を題材にしている。

 歌詞も「足に科せられたチェーン 白く光るコロシアム」と始まり、「反則負けこそが最高の名誉」と普段スポットライトを浴びない悪役レスラーを細かく歌詞で述べている。

 こういう曲は説明文みたいになってしまう挙げ句、肝心の内容が入ってこず「何が言いたかったの?」とリスナーに飽きられてしまう曲が大体だ。

 しかし、この曲は一度聞けば悪役レスラーがどういう気持ちでリングで立っているのかがちゃんと伝わる、なおかつ中毒性のあるメロディーで何度も聞いてしまう。

 この曲のファンになった頃、たまたま深夜のテレビでプロレスの試合を見てしまった。自然と悪役レスラーを見てしまったし、プロレスがエンターテインメント性があるものだと気付いてしまった。

 

 

 最後に6人体勢になったキリンジとヒップホップグループRHYMESTERとのコラボ曲「The Great Journey feat. RHYMESTERについて。

 RHYMESTERが得意とするブラックミュージックを軸にしたリズムループサウンドキリンジ軽やかなメロディーがうまく融合して相乗効果を生みだしている

 また、それと同時にライブバージョンも一度見てほしい。あの打ち込みのような複雑なループサウンドを生演奏で奏でているのだ。素晴らしい。

 

 

 

KIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration

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 多分、星野源のラジオを聞いていなかったらキリンジを知らなかったままだし、知ったとしてもここまでハマることはなかったのだろう。ありがとう、星野源

 

 

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【今日のひとこと】

昨日買った音楽機材がやっと使いこなせそう。

メカメカしいものはやっぱり苦手です。