鷲尾翼のブログ

記憶のパーツになっている曲/「木枯らしに抱かれて」小泉今日子

 昨日のブログで自分の音楽史の始まりに近い部分を語った。

 

 実は最初、ギザギザハートの子守唄ではなく、この曲を題材にして書いていた。けど、衝撃が走って色んな音楽を知るという部分に関しては少し違うと思って、ブログで紹介する曲を変えた。

 

 

 では、「木枯らしに抱かれて」は自分にとってどんな影響を与えたのか。

 ギザギザハートの子守唄を知って様々な歌謡曲やらその時代の曲を聞いていると同時に、ずっと頭の中に残っている曲があった。曲名や歌詞は知らないが、メロディーはかすかに覚えている。けど、その曲が好きでずっと覚えていた。

 

 TSUTAYAでオムニバスアルバムで借りまくっていた時、ついにこの曲に当たった。イントロを聞いた時、「これだ!」という確信を得たのと同時に、頭の中で断片的に映像が流れた。

 赤い車にベタベタに溶けているソフトクリームをグラグラとした手付きで持つ4.5歳の男の子。車の外にはラクダが歩いていて今にもソフトクリーム目掛けてラクダが顔を車内に突っ込みそうになっている。

 あまりにも特徴的な映像に少し時間をかけて考えていた。すると、男の子が車内で流れていた音楽を終わりそうになったら、巻き戻しボタンを押してまたイチから聞いている映像が加わった。

 

 後からちゃんと分かったが、その男の子は僕で、実家のアルバムに家族が赤い車でサファリパークを満喫している写真も出てきた。ラクダやソフトクリームも映った写真もちゃんと出てきた。

 未だにこの曲が入っているCDは出てこないが、僕は音楽と記憶の部分がリンクする瞬間に立ち会えたのだ。

 

 よくテレビで「この曲思い出の曲で…」とか言いながらエピソードを語るのを何度も見たことあったが、正直イマイチピンと来ていなかった。

 「そんなに悲しんでるのにわざわざイヤホンを耳に付けて音楽聴く?!」と嘘くささも感じていたと思う。けど、この出来事をきっかけに自分の中で「誰かの記憶のパーツに小さくても残るような音楽を作る」というテーマを掲げながら曲作りをしている。

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 今でもあの衝撃は忘れられない。よく、映画やアニメでタイムトラベルなどで周りの景気が色がグチャグチャになりながらも向かい風を全身で浴びながら行先に向かうシーンを見るが、まさにそんな経験をしたと思っている。

 

 

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【今日のひとこと】

眉村ちあきのアルバム「めじゃめじゃもんじゃ」が昨日届きました。

まぁ、名盤だね!