星野源のオールナイトニッポンでキリンジを知ってから、3ヶ月に一回のペースでキリンジを摂取する周期が訪れている。
キリンジというと「エイリアンズ」という曲がここ最近テレビでカバーされていたり、曲の解説がされていたことがある。僕もこの曲を星野源がラジオのカラオケ企画で歌っているのを聴いて、「何これ⁉」と思って、TSUTAYAでアルバムをレンタルした。
そこからベストアルバムを通学中約1時間30分かかっていた電車の中でずっとアルバムを繰り返し聴いていた。そうすると、世間のヒット曲とは違い、自分の中でのヒット曲、思い出の曲が生まれていく。その中の一曲が「太陽とヴィーナス」だ。
この曲を最初聴いた時、「コード進行が繰り返されていて、弾きやすそう!」とギターでコードを調べながら弾いていた。けど、最近になって改めて聴くと、ブラックミュージック、特にブルースっぽい曲だと気付いた。
ブルースを僕なりの解釈で説明すると、コード進行は繰り返されていて、歌い方でメロディーや抑揚を付けて、アドリブで奏でている音楽だと思っている。
この曲はコードの形にハマるように歌詞が埋め込まれていて、意味を理解するというより、口の気持ちよさを優先したように思える。けど、こういう音楽は廃れない。第一に面白い。
先程、歌詞の意味を優先していないといったが、この曲の歌い出しは「時は2015年」から始まる。んっ?と思い、この曲の発表年を調べると、2001年だった。今となっては過去の年だが、この曲を作った堀込泰行が描く近未来の形とも言える。
けど、近未来というより後退した荒野の景色が広がるように感じてしまう。「クラクションを鳴らす」「時を告げるラジオ」という歌詞から燃費の悪い車、錆びれたラジオを頭の中で描いてしまう。

KIRINJI 19982008 10th Anniversary Celebration
- アーティスト: キリンジ
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2008/12/10
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今のキリンジの形は堀込泰行が抜けて、新メンバーを加えた5人体勢になっている。正直、5人体勢のキリンジにはあまり触れていない。さっきYouTubeで調べて聴いてみたが…いいじゃないか!
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【今日のひとこと】
荒野行動にドハマり中。
上位互換のPUPGやフォートナイトも気になってるが、ゲーム機が…無い…。