先日、欅坂46のファーストアルバムをTSUTAYAでレンタルした。よくある「アルバム5枚で1000円」のある程度決まった後の、数合わせで借りた1枚だった。
だが、全く知らないわけではない。むしろ、一時期好きな時期があった。「サイレントマジョリティー」や「二人セゾン」、「不協和音」といった代表曲を何度もリピートして聞いていた。テレビ東京で日曜深夜にやっている「欅って、書けない?」はもともと好きだった「乃木坂工事中」経由で毎週見ている。
他のアイドルグループは「アイドル」という夢を壊さないように可愛さを売りにしていた。しかし、欅坂46の曲の歌詞には大人や社会に対する宣戦が必ずといってもいいぐらい散りばめられている。
また、ダンスも攻撃的だ。まるでメッセージ性の強いミュージカルを見ているかのようなパフォーマンスが毎度襲う。それは、全体を見ても、個々のメンバーを見ても言えることだ。
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しかし、今回取り上げるのは「けやき坂46」だ。
漢字ではなく、ひらがなの方。最近「日向坂(ひなたざか)46」と改名が発表された今話題のグループだ。このグループはもともと、欅坂46の選抜から外れたメンバーで構成されたグループで以後、欅坂46とは別のグループとして活動していた。また、レギュラー番組として「ひらがな推し」が「欅って、書けない?」の後に放送されている。
僕は正直、けやき坂46に関しては、このブログを書くまでは、曲も知らない上記の知識しか知らない者だった。その出会いは、突然だった。
iPod内のプレイリストをシャッフルして、かけ流しているとけやき坂46の「誰よりも高く跳べ!」が流れてきた。
まず、驚いたのは曲全体の疾走感。メロディーや歌い方はおっとりとした印象なのに、テンポの速さ、アコギの乾いた音がエネルギーを生んでいる。
そして、バスドラムが完璧!あのしっかりとしたバスドラムの音があるおかげで、曲全体の軸がちゃんとしている。思わず、走り出してしまいたい!
曲の素晴らしさに気付いてしまった僕は、YouTubeでMVがあるか調べた。すると、公式からショートバージョンだが配信されていた。早速見ると、その映像にも驚いた。
アップテンポな曲に対して、ダンスがゆっくりと単調だったのだ。もはやここまでくると不思議な魅力でしかない。これはグルーヴ感なのか、緩急が渦を巻くような世界観にいい意味で裏切られてしまった。
これからもこの曲に踊らされるだろう。
誰よりも高く跳べ!
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【今日のひとこと】
2時間かけて書いたエッセイを保存ミスで消えてしまいました。
急遽、このブログを1時間弱で書きました。
あのときの絶句がいまだに喉に残っています。