鷲尾翼のブログ

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音楽の話や連載エッセイ、ラジオの放送後記を随時アップ!

【エッセイ】#50『「ありがとう」の力』

 僕は比較的感謝されることは少ない。

 自分から言うのも何だが、僕は他の人に比べて優しい。反抗期を迎えたことがほとんどないし、例え怒りが満ちても人前で怒鳴ることはない。仕事も返事ひとつでせかせかとやって少しでも相手に嫌な気持ちにさせないように生きてきた。

 そのせいか相手からしたら「あいつは出来て当たり前」というレッテルを貼られていると思うことがある。

 

 例えば、物を取りに行ったとする。すると相手からは「よし。」これだけだ。まるで飼い犬みたいじゃないか。けど、その気持ち、発言も否定できない。

 誰かの奴隷のように、嫌な顔を見せないように、文句も言わないように生きてきた。そりゃ、飼い犬みたいだな。

 

 そんな毎日を過ごしながら夜勤のバイトをやっていて、いつものように他人の目を気にしながら働いていると、ある頼みごとをされた。

 頼みごとをした人は60代のベテランパートさん。僕にちょっかいをかけてくる愛くるしい存在だ。そんなパートさんに、内容は覚えてないがいつものように依頼をこなした。

 すると、こう言われた。「ありがとう。」

 

 なぜかあの時、あの瞬間の「ありがとう」が無性に心に染みた。多分、今まで飼い犬の面をしていたときも「ありがとう」と言われたはずだが、なぜか記憶に残ってない。

 けど、あの「ありがとう」は言葉のイントネーション、声色、音程も含めて今までで一番好きな「ありがとう」だった。

 こうやってしっかり覚えているからこうやって文章を書ける嬉しさも感謝だ。

 

 この出来事をきっかけに「『ありがとう』の力」について考えるようになった。

 僕も普段から「ありがとう」と言うことがあるが、振り返ってみるとかなり無意識に言っていたと思う。

 

 相手に頼みごとをする。

 相手が依頼事をこなして戻ってくる。

 「ありがとう」と言う。

 

 このテンプレートが体に染みこんでいるせいか、「ありがとう」の力が発揮されていない。よく使うシチュエーションがレジ会計の時。

 レシートとお釣りを受け取るときに「ありがと~うございま~す」と店を出るように歩きながら発するときもあるが、自分のあいさつに「~」を使っている時点で最悪だ・

 

 そう考えると、あの「最高の『ありがとう』」はどういう力だったのか。

 あの時の「ありがとう」は、決して力んでいない。むしろ、フラットに発していたと思う。

 確かに「100%のありがとう」は嫌だ。歯茎むき出しで目玉が飛び出そうな感謝は恐怖だ。じゃあ、「何%のありがとう」がいいのか。

 僕の経験と理想も含めて「75%のありがとう」が最高だ。

 

 高すぎても恐怖、低過ぎたら相手の記憶に残らない。絶妙なバランスが75%だと思う。あのベテランパートさんは巧みに75%を操る感謝の師匠だ。

 これからも「あの『ありがとう』」を目指して、人に、レジ会計のときに75%の感謝を心がけよう。

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#44【青い電波塔】『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を初めて観た話【放送後記】

今回の放送はこちら

 

 こんばんは、鷲尾翼です。

 まずはブログ限定のアフタートークから!

 

 先週は、愛用しているテレキャスターの部品が壊れた話や自分の音楽論の話、そして、映画史を塗り替えた名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を初めて観た話をオンエアしました。

 

 映画鑑賞で初めてのミスだと思います。ましてや新作映画とは違って上映されている期間が限られていたので、次にスクリーンで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観れるのはいつになるのか…。

 

 「スクリーンで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作を観る!」

 これからのひとつの夢・目標になりました。

 

 ということで、今週の映画ラジオ回でやるコーナー「シネマな夜にアンブレラ」では「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作について語ります!

 

 実はプライムビデオで3部作観れる本作。

 この放送後記を書いている時点ではすでに鑑賞済みです。早めに言っておきますが、めちゃくちゃ面白かった!

 なので、来週の放送では「なぜ映画史を塗り替える名作になれたのか?」をテーマに語りたいなの思います。

 

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 次回の放送は4月4日です。お楽しみに。

 お相手は鷲尾翼でした。

 

 ではでは。

 

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【今日のひとこと】

この放送後記を書きながら「ジョン・ウィック」を鑑賞中。

その理由も今週のラジオで話します。

ここがSMAPっぽいんだ!/「I see...」乃木坂46

 ある日、こんなことがTwitterの話題を集めた。

 

 「乃木坂46の『I See...』がSMAPみたい」

 

 文章だけ聞くと、「平井堅の歌声を高くすると一青窈になる」とか「ビートルズのある楽曲を逆再生すると違うメッセージ」みたいなエンタメ都市伝説なことかと思ったが、乃木坂ファンとSMAPファンの拡散力もあってかその日のTwitterのトレンド(ランキング)では「SMAP」や乃木坂関連の言葉がトップを占めた。

 

 

「I see...」を作曲した人は誰?

 試しに聴いてみた。

 

 確かにSMAPっぽい。Twitterに流れていた音程を低く加工してSMAPっぽくしたバージョンも聞いてみたが、本当にSMAPの楽曲みたいだ。

 

 TwitterYouTubeで「ここがSMAPっぽい!」とコメントしている人も多く、近年の音楽シーンでこういった流行り方をした楽曲はほとんどない。それに加えて結果的に平和な形だ。

 

 こうなると、「I see...」の作曲者が気になってくる。

 調べると「youth caseユースケース)」という二人組の音楽ユニットらしい。この二人が作曲した楽曲は、案の定ジャニーズに楽曲提供した曲が多かった。

 しかし、ジャニーズといっても「SMAP」ではなく「嵐」だった。有名な曲だと、「Love so sweet」「One Love」「5×20」など嵐にゆかりのある作曲家だ。


 このことから次のことが言える。

 「作曲家がジャニーズにゆかりがあるため、SMAPも含めた『ジャニーズ感』が楽曲に反映された」

 

僕が思う『ジャニーズ感』

 では、これからは先ほどの『ジャニーズ感』に焦点を当てて、楽曲分析をしていこう。分析というよりかは、早押しクイズのように「あっ、今のジャニーズっぽい!」みたいな感じだが。

 

 まず、合いの手がジャニーズを感じる。

 サビでは「wow wow wow」「Yeah Yeah Yeah」を使ったり、アウトロでは「Wish Baby wow wow wow」がジャニーズ感、特にSMAPっぽい。

 

 これはTwitterで見かけて「なるほど!」と思ったことなのだが、サビの「wow ...」と「Yeah ...」と、SMAPの名曲「青いイナズマ」のイントロがそっくりなのだ。

 というより、極論「I see...」が「青いイナズマ」みたいだ。

 「青いイナズマ」をかけながら「I see...」の振付が踊れそうなぐらいシンクロ率が高い。

 

    次に、間奏のサックスがジャニーズ、往年のSMAPに感じる。

    80年代後半から90年代前半にかけたJ-POPは歌謡曲と呼ばれ「懐メロ」の愛称で言われるほど時代風景が音楽に反映されていた。ここで言うサックスの影響は「チェッカーズ」が近い。

 

    あのしゃがれたロックを表現したサックス、サックス以外でもあの雰囲気が歌謡曲を感じさせる。

 

     そんな歌謡曲の影響も同時期にデビューしたSMAPにも反映されている。特に「SHAKE」のイントロがしゃがれた歌謡曲を感じる。


 

    改めて「I see...」の間奏を聴いてみると、今までの似てる流れから確信に変わるぐらい重要なSMAP要素のひとつだ。

 

    
    四期生の歌声が元々低いことが『ジャニーズ感』に繋がったと思う。

 四期生とは乃木坂46に2018年末に加入した16名のこと。

 

 そのことを踏まえて歌声や曲調の比較をしていこう。

 参考に20thシングル「シンクロニシティ」の歌声を聴いてみよう。

 透明感のある女性らしい歌声が印象的だ。この歌声を聴いたら「乃木坂46だ!」と答えれる人も多いはずだ。

 

 それに比べて四期生が歌う「I see...」を聴いてみると…

 

 曲調はパッと光が差したような明るいものだが、歌声が低めだ。

 低いというより「無理してない歌い方」をしている。

 

 喉を筋張らせてまで裏声を使ってないし、熱唱といえるほどの熱量もない。

 この本来女性らしい歌声で歌えるところをフラットに歌うことで中性的な印象を与え、結果的に「SMAPっぽい」に繋がった。

 

「I see...」のここがスゴイ!

 僕は以前から乃木坂46の楽曲を聴いたり、乃木坂46冠番組「乃木坂工事中」を毎週録画したりしている知らない人よりやや知っているぐらいの人間だ。

 「制服のマネキン」や「インフルエンサー」なんか高校生の頃に好きな音楽として登下校の間に何度も聴いていた。


 その中でもこの「I see...」は個人的な乃木坂ランキングでトップクラスに入るぐらい好きな曲だ。

 楽曲分析は先ほどまで散々してきたので一人のリスナーとしての感想を話すのが妥当だろう。

 

 このブログを書きながら何度も聞いて思ったことは「疑似的にファンの気持ちになれる」ことだ。

 僕は性格的に誰かのファンになることが出来ない。好きなミュージシャンのライブに行っても隣のファンの熱狂っぷりと自分の好き度合いを比較してしまい、冷めてしまうことがある。

 けど、好きな人を調べることは好きで「この人を知りたい!」と深く突き詰めすぎると、結果的にストーカーになってしまう…。

 なので、僕は生涯を通して誰かを好きになれない人間なのだ。

 

 そんな僕がこの曲を聴いていると、サイリウムを持って応援しているイメージが沸いて来る。

 よく「踊りたくなる!」とか「歌いたくなる!」みたいな衝動的な気持ちになる曲もあるが、この曲はそうではなく、ただ座って穏やかな気持ちでリズムをとって応援したくなる楽曲だ。

 

 そして聞き終わると高揚感を感じる。

 あと、シンプルにMVが好き。傾向的に選抜曲以外のカップリングMVは発売期間を過ぎるとショートバージョンに変わっちゃうので、見るなら今だ!

I see...

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 最近乃木坂46のメンバーを見ていると「可愛い!」と思う瞬間が多い。

 感情がない僕からしたらかなりの変化なのだが、これが世間の「普通」なんだろうな…

 

 

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【今日のひとこと】

コインランドリーに敷布団、掛布団、まくら、それらのカバー、大きめのラグを持っていく方法が未だに分かりません。

僕の好きな「ポルノ」はコレ!/「ジョバイロ」ポルノグラフィティ

 先日、「King Gnu井口理のオールナイトニッポン0」(以下、井口理ANN0)が最終回を迎えた。

 

 僕は2019年6月の放送でやった第一回目の「ポルノカラオケ回」をmixchannelで何となく見たのをきっかけに番組を好きになり、King Gnuを好きになった。

 彼曰く、番組終了の理由は「King Gnuとして、ミュージシャンとしてのステップアップのため」「人のイジリが『悪口』に思えてしまい、日々葛藤していたから」と自主的に番組終了を申し出たようだ。

 しかし、ラジオが大好きな僕から見てこの番組はかなり爪痕を残したと思う。

 

 

King Gnu井口理のオールナイトニッポン0」のここがスゴイ!

 まず、番組ならではのコーナーが充実していたところ。

 

 僕の持論だが「面白いラジオ番組は『ここでしか聞けない!』と思わせるコーナーがある」を唱えている。

 例えば25年続いているお化け番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」では「勝ち抜きカルタ合戦」という各テーマがア行、カ行…と勝ち抜いていく大喜利チックなコーナーがある。

 他にも、今は終了してしまったが、「霜降り明星オールナイトニッポン0」では「ポケットいっぱいの秘密のコーナー」というサイコでカオスな狂気じみたコーナーがあった。

 

 その中でも「井口理ANN0」では彼の個性を活かしたコーナーが充実していたと思う。

 特に「CV:井口理」では、「声の演技力を鍛える」ためにリスナーから簡単な台本(シナリオ)を募集したコーナーだが、時にオタクに、時にネズミになったりとクオリティが高く、リスナーに変な違和感を感じさせなかった。

 

 また、彼自身のイジリやすいオーラもラジオ向きだった。

 井口理は以前からTwitterで「クソリプ」と言われる行動を何度も起こし、過激な宣伝活動を行っていたり、Mステの階段をカオスに降りたりと、視聴者へのイメージが「ヤバいやつ」と植え付けられていた。

 一般的にミュージシャンがラジオのパーソナリティーを務めると、「あの番組観ました。感動しました。」「新曲聞きました。思わず涙が出ました。」をそのミュージシャンに傷をつけないようにイジらず、肯定し続ける。

 しかし、彼の敷居の低さでリスナーも気軽にイジリやすい環境が自然と出来上がっていた。

 その結果、1年と短い期間だったがか大きな反響を呼んだ番組と成りあがった。

 

僕が好きなポルノグラフィティの楽曲はコレ!

 番組終了を宣言した後に行われた「第二回ポルノカラオケ回」はかなりの反響を呼んだ。理由は単純だ。ポルノグラフィティ岡野昭仁本人がサプライズ登場したからだ。

 「アポロ」「ミュージックアワー」「アゲハ蝶」などポルノの名曲を熱唱したのはもちろん、大ファンと公言している井口理が自分が好きなポルノグラフィティの楽曲をリクエストしたりと、井口理のポルノ愛が溢れる神回だった。

 

 実は、僕も学生時代ポルノグラフィティのベスト盤を何度も聴いていた。それを思い出したのもついさっきの話だが。今思えば、「ベスト盤だから…」と名曲ばかり聴いていたというより、マイナーな楽曲も差別なく聴いていた。

PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary“ALL TIME SINGLES”(通常盤)

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 当時、カラオケで歌うとなると「ポルノ5:その他5」ぐらい自然とポルノを歌い、ポルノを聴いていたぐらい夢中になっていた。

 その中でもカラオケで一番歌い、一番聴いていた楽曲がある。

 それが「ジョバイロ」だ。

 

ジョバイロ」のここがスゴイ!

 

 上記のライブ映像のコメント欄を観てみると「『サウダージ』と『ジョバイロ』はポルノしか描けない世界観」というコメントが多い。

 確かに同感だ。あの熱帯雨林のようなドロッとしたラテン音楽はポルノしか表現できない唯一無二のJ-POPだ。

 

 また、ストリングスがかなり特徴的だ。

 ストリングスとはバイオリンなどの弦楽器の総称。この楽曲では全体的にストリングスが目立ち、イントロや間奏でストリングスがグンッと前に出てくる。

 このストリングスの塩梅がかなりギリギリを狙っているものだと思う。これ以上ストリングスを前に出しすぎると、J-POPとしてもラテン音楽としても成り立たない違和感のある楽曲になってしまう。しかし、ストリングスを控えめにすると従来のJ-POPと変わらない。

 この見事なバランスがJ-POPとラテンとの掛け合い、ポルノグラフィティの世界観を見事に作り上げている。

PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary “ALL TIME SINGLES”

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 先ほど話に出た「サウダージ」を改めて聞いてみた。

 うわっ…好きな音楽だな。カラオケで歌いたい!

 

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【今日のひとこと】

テセウスの船」やっぱ観たほうが良かったかな…。

時すでに遅し。

【エッセイ】#49『カフェインの誘惑』

 昔は家の飲み物といえば、アイスコーヒーだった。麦茶より水道水よりカフェインたっぷりのコーヒーをごくごく飲んでいた。

 しかし、夜勤のバイトを始めてから寝ることの重要性に気づいて自然と冷蔵庫にはコーヒーが無くなり、カフェインを遠ざけてた。

 

 そもそも、なぜ夜勤のバイトで「寝ること」を重要視しているのか。夜勤だからなおさらカフェインで眠気を覚まさないといけないのではと思うだろう。

 簡単にバイトがある日のスケジュールを説明すると、夜10時に出勤して朝の7時に帰宅する。そこからは自由なのだが、昼夜の行動を一般的な生活リズムに合わせると、寝ることが出来ないのだ。朝に起きて、夜に寝る。この夜の時間帯に僕はバイトをしている。

 ということは、夜働いて、朝起きたままで、眠くなってきたときにまた出勤する…..。これに気づいたのがバイトを始めて2か月後のことだった。

 

 それから「睡眠」に関する本を何冊か読み、睡眠の知識を身につけた。

 「7時間睡眠が理想的」「入浴後30分後が理想の睡眠チャンス」「入浴前にグリシンを飲むのが効果的」…などとりあえず実践していると、「カフェインは摂るな」と論外なのかどの本にも書いていないのにコーヒーは飲まなくなった。

 

 こんな睡眠重視の生活を送ると、ある難所に出会い、悩む。

 それは、喫茶店だ。

 

 利用者の8割がコーヒーを頼む場所、喫茶店。毎週水曜日に読書や家で出来なかった仕事を終わらせるために喫茶店を利用する。

 僕も以前は店員がお冷を出してくれるタイミングで「あっ、アイスコーヒーで。」とスピーディーな注文をするほど定番化していた。しかし、今の僕はカフェインは天敵だ。

 水曜日以外で、SNSに映画感想を投稿する感想文を書く際に寄るカフェではバイトの出勤日などを考慮して、コーヒーを仕方なく飲む。慎重にカフェインと向き合う。

 

 では、バイトの出勤日と都合が悪い水曜日の喫茶店では何を頼むのか。何度か通いソフトドリンクを片っ端から頼み、たどり着いた飲み物が「アイスミルク(氷抜き)」だ。

 実は、僕が喫茶店に寄る理由がもうひとつある。それが、朝の11時までに来店するとトーストとゆで卵のセットがついて来るのだ。ソフトドリンクを選ぶポイントのひとつに「トーストとゆで卵に合うのか」が結構重要だった。

 その結果、無難だがアイスミルクにたどり着く。最初はグラスに氷入りの牛乳が入っていることに驚いたし、ちゃんとミスマッチだったので二回目以降は「アイスミルクの…氷抜きで。」と少し通ぶれるのも大人の一歩だ。

 

 しかし、そんなカフェインを拒んでいた僕がある日、あるミスをしてしまった。

 バイトがある水曜日の朝8時、僕はいつものように喫茶店を訪れ束の間のひとときを過ごそうと思った時、ふと普段会計時に押してもらっているポイントカードがどれくらい埋まっていたのか気になり、財布にあるボロボロのポイントカードを確認した。

 10マスで全て埋まる中、9マス埋まっていた。ということは、この日の来店で10マス埋まる記念日だ。さらにその10マス目には「550円オフ」という文字が。苦労の末の誘惑だ。

 僕は誘惑に負けて500円のフレンチトーストも追加することにした。

 

 早速、注文ボタンで店員さんを押した。頭の中はフレンチトーストでいっぱいだ。

 「ご注文は?」「アイスコーヒーのモーニングとフレンチトーストで。」

 

 んっ!?何かがおかしい。ツッコミどころ満載だ。

 今だから冷静にこうやって文章に出来ているが、「お待たせしました。」で想定外のメニューが運ばれたことは言うまでもない。

 本来アイスミルクを頼まなければいけないところを、カフェインたっぷりのアイスコーヒーを頼んでしまったこと。

 モーニングがあるのに一度にトーストとフレンチトーストを同時に頼んでしまったこと。

 奇妙で贅沢な朝食となってしまった。おかげで本来フレンチトーストにかかせないメイプルシロップをかけずに完食してしまった。そのぐらいショックだったのだろう。

 

 それでも読書や映画感想の執筆などを終わらせ、無駄な時間を過ごさずに会計へ。

 いつもより500円高い金額にあの貯めに貯めたポイントカードを提示する。すると、「すみません、これ次回からなんです…」これは天罰だ。あんな贅沢で強欲な朝食を食べたことで罰が当たったんだ…。その日は歯を食いしばって店を後にした。

 

 しかし、カフェインを摂取したことに変わりはない。

 バイトのために昼の2時から寝るはずだったのに、寝れない。2時間ラジオを聴いても、録画しておいた番組を3時間見ても、寝れない。

 

 「あの…今日の出勤を休みたいんですけど…」

 その日はバイトを休んだ。しかし、寝れない。ベットで横になりながら悩んでいると、考え事が夢へと変わり寝ていた。

 今が何時でどんなことが世間で起きているのかまるで分からない寝起き。僕はスマホの時計を見ずにまた考え事に没頭した。

 

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#43【青い電波塔】イエーイ!イエーイ!!【放送後記】

今回の放送はこちら

 

 こんばんは、鷲尾翼です。

 まずはブログ限定のアフタートークから!

 

 先週は新作の映画を3本も紹介する映画感想回でした。それも、事前に収録してあった本編に「中継スタイル」で新作映画の感想を話す一風変わった構成で語りました。

 それでは、改めて先週の放送で紹介した映画をおさらいしましょう。

 

 まずは「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」から。


 「スーサイド・スクワッド」で活躍したマーゴット・ロビー演じるハーレイクインが主役の映画。あのドラッギーでポップな世界観はアメコミならではだと思いました。

 僕は今マーベル作品(MCUシリーズ)をイッキ観しているところで、何となく「アメコミ感」はイメージできるのですが、本作は昔の「BOOOON!!」みたいな吹き出しが似合う感じのコミック感かと。面白かったです。

 

 次に「弥生、三月-君を愛した30年‐」


 ラジオでもSNSの映画感想「まとめシネマ」でも追及しましたが、本作は今年の邦画作品の中でもかなり個人差がありそうな映画でした。僕は否定的な印象を受けました。

 本作はやはり40代~50代の落ち着いた夫婦関係にそっと観るのがオススメな作品です。

 

 3本目は「一度死んでみた」


 観に行った映画館の客の7割が10~20代の学生だった話題作。

 若年層向けの映画かなと思いましたが、意外に質の高いコントムービーでびっくりしました。もちろん、観る人がよっては「よくある役者コント」に見えてしまいますが、個人的には好きな作品でした。

 

 さらに先週は2週に一度の映画感想コーナー「シネマな夜にアンブレラ」もやりました。

 先週の放送で語った映画は…「デス・プルーフ in グラインドハウス」でした。


 本作を観るきっかけになったのが、僕が映画好きになるきっかけをくれたYouTubeチャンネル「シネマンション」の「胸スカ映画特集」の回でデス・プルーフが紹介されて観てみたいなと思ったのがきっかけでした。

 

 ぜひ、このシネマンションの動画を観てから「デス・プルーフ」を観るなり、僕の先週のラジオを聴くなりしてほしいくらい動画内のジャガモンド斉藤さんの解説が分かりやすいので「胸スカ映画特集」を見るのをおススメします。

 そのあとにみんなで叫ぼう!イェーイ!!!

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妖怪チラシ覗き

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 次回の放送は3月28日、通常トーク回です。

 お相手は鷲尾翼でした。

 

 ではでは。

 

 

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【今日のひとこと】

もう春ですね。眠いです。

若者恐怖症でも感じた野性的なMV/「NEY AGE」FAKY

 僕は「若者恐怖症」だ。

 生きやすい部分もあるが、生きにくい部分もあるこの症状について今から軽く説明してから楽曲解説をする。

 

 

「若者恐怖症」とは?

 このブログでは何度も使っている言葉なのだが、改めて説明しよう。

 「若者恐怖症」とは、学生や20代のいわゆる「パリピ」と呼ばれるような人たちが好きそうなエンタメ、観光スポット、食べものに恐怖を感じる症状だ。

 ネットで「若者恐怖症」と検索しても出てこない僕の造語だが、この悩みを抱える人は多いはずだ。

 

 例えば、タピオカミルクティーをまだ飲んだことがない。しかも、今テレビやYouTubeで何度も取り上げられる「りんご飴(フルーツ飴)」もこれまで何度も縁日で目にして何も思わなかったのに「うわっ、流行ってるんだ…」と思うと、拒絶反応が起きてしまう。

 アニメだと「鬼滅の刃」も見たことがない。というより、見たくない。

 原宿の竹下通りなんか、バンジージャンプやお化け屋敷よりも具合が悪くなりそうな場所だ。

 

 この若者恐怖症を僕は今のところ、克服するつもりがない。

 実際、嫌いなものを遠ざけているので精神的な害はないし、何かを見なかったからってエンタメやカルチャーから置いてかれる仲間外れのような気持ちにもならない。

 周りとは違う生き方を過ごしているので、むしろ自分勝手に生きていけるので面白い時間を過ごせる。

 

 なので、僕は「若者恐怖症」を肯定して周りの若者と差を作っていく。

 

「若者恐怖症」の僕が一目惚れした『FAKY』

 そんな僕がある日の朝、日本テレビの「スッキリ!」を寝起きで何となく見ていた。

 9時30分を迎えようとしていた頃、その日のゲスト「FAKY(フェイキー)」が登場した。

 

 第一印象は正直チャンネルを変えたくなった。けど、その時はそのまま見ていた。きっとラジオ感覚でもいいからテレビをつけていたかったのだろう。

 そしてFAKYの紹介VTRが流れて、僕は興味が湧いた。

 

 「オーディションを勝ち抜いた女性5人組グループ」

 「メンバーの一人が恋愛シチュエーション番組で人気」

 「全米ビルボードでランキング上位にランクインするほど人気急上昇」

 

 どこか「知らないとまずいんじゃ…!」と気づけばテレビに釘付けだった。

 そして、「NEW AGE」のMVのワンシーンが流れたとき、ぼやっとしていた興味が確信に変わった。

 

「NEW AGE」のここがスゴイ!

 

 僕が凄味を感じたMVのワンシーンは2分37秒辺り。

 楽曲のパートで言うと2番のサビにあたる部分なのだが「とにかくカッコいい!」

 素直にそう思えた。

 

 楽曲自体はベタなEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)らしい構成だ。

 EDMの特徴として「サビの歌詞がない」ことが言える。「このパートは歌うのでは、踊ろう!」みたいな解釈と捉えている。

 要は、MVにおいてサビのパートこそ一番の見せ場なのだ。

 

 話を戻すと、2分37辺りのシーンではメンバーのAkina(間違っていたら、ごめんなさい…)をセンターにカメラを前後に動かしながら、ダンスを魅せている。

 野生的なキリっとした目と、ワイルドに乱れる髪の毛。シンプルなダンスながらも、どこか粘着質のありそうなクセになるダンス、MVだ。

 

 若者恐怖症の僕にとっては、YouTubeの急上昇ランキングでこういう系統のMVをスルーしてしまうほど、若者の流行を遠ざけている。

 そんな僕がこのいかにも若者好みのMVを見たとき、あの日テレビで見ていたとき、少しだけ同じ距離間で過ごせたのは、不思議な時間だった。

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 「GIRLS GOTTA LIVE」もオススメだ。

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 『FAKY』…ただ者じゃないな!!

 

 

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【今日のひとこと】

冷蔵庫にある木綿豆腐どうしよう…。そうだ!麻婆豆腐にしよう。

スーパーに行かなくちゃ。